
陶芸家
石渡 磨美
兵庫県神戸市を拠点に制作
経歴
1973年 大分県佐伯市生まれ。
1979年 兵庫県神戸市へ移住。
1998年 会社勤めの傍ら陶芸と出会う。
2008–2017年 東京都武蔵野市「陶芸教室むさしの」勤務。
2011年 鎌倉「ゲストハウス亀時間」への器の提供を機に、受注生産による器制作を開始。
2016年 「工房からの風」出展。
2019年 「クラフトフェアまつもと」出展。
2019年末 神戸へ拠点を移し、六甲山の山中にて制作を続ける。
現在 全国各地のギャラリーや百貨店で個展・企画展を中心に作品を発表。
主な素材と表現:白、灰、黒錆などの色調。鎬、八角、稜花などの器形、貫入や斑のある釉薬。
作家について
石渡磨美の作品は、白、灰、黒錆などの静かな色調を基調としている。鎬文、八角、稜花など古典的な器形と、少し斑があり均一ではない釉面によって、新しく焼かれた器にも時間を経たような表情が生まれる。
石渡は焼成を器物の終点とは考えていない。白釉の貫入は使うほどに少しずつ現れ、黒錆の表面もまた、時間とともに穏やかな艶を帯びていく。
日常の食器に加え、直火やオーブンで使える耐熱の器も作り続けている。料理、盛り付け、食事の時間が、器を介して自然につながっていく。
彼女の器は、いつまでも新品のままであることを目指していない。使うたびに暮らしの跡を重ね、やがて使い手自身の器になっていく。