
陶芸家
村木 雄児
静岡県伊豆を拠点に制作
経歴
1953年 神奈川県生まれ。
1975年 東京デザイナー学院卒業。
1976年 瀬戸窯業訓練学校卒業。
1976年 徳島県・大谷焼の窯元にて修業。
1980年 静岡県伊東市池に工房を構え、独立。
1987年 沼津にて初個展。以降、全国各地で個展を開催。
2010年 工房に登り窯を築窯。
現在 静岡県伊豆にて、粉引、三島、唐津などを中心に作陶を続ける。
主な技法:粉引、三島、唐津、刷毛目。登り窯による薪焼成。
作家について
村木雄児は、粉引、三島、唐津、刷毛目などを中心に、日常の器を作っている。
土そのものの性質を重視し、原土を使う際も石粒や雑物を過度に取り除くことはしない。それぞれの土の状態に寄り添い、その土に合うかたちを探していく。作品は普段ガス窯で焼成する一方、2010年に築いた登り窯にも年に一、二度火を入れ、薪と灰がもたらす完全には予測できない変化を受け入れている。
新しい形を次々と生み出すことよりも、碗、皿、鉢、片口といった身近な器を繰り返し作ることを大切にしている。
村木にとって陶芸は、まず自分の作りたいものを決め、土を人の意志に従わせることではない。器もまた、窯から出た時点で完成するわけではない。土と火がその一部を仕上げ、残りの一部は料理と使い手の手、そして長い時間に委ねられている。