
陶芸家
柳生 梨音
京都を拠点に制作
履歴
京都芸術大学大学院 芸術研究科 芸術専攻 陶芸分野修了。
大学院在学中より、陶磁器による器やオブジェに加え、小さな陶磁器のパーツを連ねた「布」のような作品や、身体にまとう作品を制作。
2024年 京都芸術大学大学院修了展にて作品を発表。
2025年 「現代作家×入交家住宅 春を紡ぐ牡丹」出展。
2025年 「Emergence: Crafting Futures from Clay AUTUMN」参加。
2025年 八番館画廊にて個展。
2025年 「県展」工芸部門 奨励賞(伊藤文化財団賞)受賞。
現在 京都を拠点に制作活動を行う。京都芸術大学通信教育課程陶芸コース添削室スタッフ。
主な制作:陶磁器の器、オブジェ、陶片による布や衣服、インスタレーション。
作家について
柳生梨音は、神戸出身の陶芸作家。京都芸術大学で総合造形を学んだ後、同大学大学院の陶芸分野へ進み、現在は京都を拠点に制作を続けている。
器からオブジェ、インスタレーションまで幅広く手がける柳生。なかでも特徴的なのが、小さな陶磁器のパーツを一つひとつつなぎ合わせ、まるで布のように仕立てた作品である。代表作《時間の布》では約3万個もの陶片を用い、さらにそれを身体にまとう「陶の衣服」へと展開している。
硬く、同時に割れやすい陶という素材。その性質を人の心が持つ繊細さや揺らぎと重ねながら、布や衣服、花といったやわらかなモチーフを陶でかたちにしている。
器の制作にも、そうした自由な造形感覚が息づいている。日常の道具でありながら、色やかたちに小さな遊びを残すこと。それが柳生の器に、どこか軽やかで瑞々しい表情を与えている。