
ガラス作家
ヤマノネ硝子
岡山県美作市を拠点に制作
経歴
1985年 加藤岳、埼玉県生まれ。
1988年 田中淳子、大阪府生まれ。
2011年 二人で京都・晴耕社ガラス工房にて荒川尚也氏に師事。
2019年 「ヤマノネ硝子」として活動を開始。
2020年 独立。埼玉県熊谷市を拠点に活動。
2021年 岡山県へ移住。
2022年 岡山県美作市に築炉。本格的に制作を開始。
主な制作:自家調合ガラス、吹きガラス。
作家について
ヤマノネ硝子は、加藤岳と田中淳子によって共同で設立された。二人は現在、岡山県美作市の山間でガラスの器を制作している。
二人の制作は、吹きガラスから始まるのではなく、ガラスそのものから始まる。珪砂をもとに十数種類の原料を選び、自分たちのガラスを調合する。ガラスを溶かす炉から、温度を管理する設備、吹きガラスに使う型まで、できる限り自らの手でつくっている。
素材を追い求める姿勢は、作品を複雑なものにはしていない。むしろヤマノネ硝子の器は、いつも静かで抑制されている。透明なガラスに宿るかすかな色合い、気泡、揺らぎは、光や注がれる飲み物、周囲の環境が変わるたびに異なる表情を見せる。
二人は、グラス、鉢、酒器、瓶、照明など、日常のためのものを制作している。作品が作り手の存在を強く主張しすぎることは望んでいない。
見られるための「作品」になるよりも、暮らしの中の道具のように、自然に手に取られ、使われ、また元の場所に戻されるガラスでありたいと考えている。
一日一日を重ねながら、暮らしの中で当たり前の存在になっていくこと。それがヤマノネ硝子の目指すガラスである。