
ガラス作家
山崎 雄一
神奈川県小田原市を拠点に制作
経歴
1983年 東京都生まれ。
日本デザイン専門学校 工業工芸デザイン科卒業。
卒業後、西洋鍛冶職に従事し、鍛鉄工芸を学ぶ。
その後、ガラス制作へ転向。
能登島ガラス工房 吹きガラス1年コース修了。
株式会社野口硝子にて制作スタッフとして勤務。
2017年 独立。フリーランスのガラス作家として活動を開始。
以降、全国各地の個展・グループ展、クラフトフェア等で作品を発表。
2021年 「工房からの風」出展。
2026年 制作拠点を神奈川県小田原市へ移す。
現在 小田原を拠点に制作活動を続ける。
主な技法:宙吹き、サンドブラスト。
作家について
山崎雄一は、工業工芸デザインを学んだ後、西洋鍛鉄の仕事を通じて金属加工を学び、その後ガラスへと制作の軸を移した。能登島で吹きガラスを学び、ガラス工房で経験を重ねた後、2017年に独立した。
山崎の作品には、二つの異なる表情がある。一つは宙吹きを中心とした仕事で、高温のガラスが自然に見せるわずかな揺らぎや、一つひとつの個体差を残している。「薄荷」シリーズでは、淡い緑が透明なガラスを包み、光が器の壁を通るたびに色と輪郭が静かに変化する。もう一つは、吹きガラスで形をつくった後、表面をサンドブラストで削り、色彩や幾何学模様を浮かび上がらせる表現である。
山崎にとって、技術は作品の最終的な目的ではない。独立した当初、「自分が作りたいもの」と「自分が本当に使いたいもの」は、必ずしも同じではないことに気づいた。その後、使うことを起点に器物を考えるようになった。
ガラスは光と色彩を表現するものにもなれば、毎日戸棚から自然に手に取る一つのグラスにもなり得る。山崎が目指しているのは、そうした日常に入っていく器物である。